貧しかった幼少時代。
働かない両親
すぐに仕事を辞めてくる父
家でゴロゴロしている母
勿論祖母とも仲が悪く
一日中
いや、年中いがみ合っていた
平穏な日々などなかった。
そんな家庭の7人兄弟の長男として生まれてきた。
生活が苦しく、あのころ長男として何とかしないとでも思っていたのでしょう。
13歳の春、友人の紹介で新聞配達を始めた。
朝3時起きで新聞店まで走る。
自分の自転車がないのでお店のを借りて配達に出る。
雨だろうと、風だろうと、雪が降ろうが新聞がある限り配達に出かけた。
毎日
毎日
新聞配達を終え、食事を済ませ学校に行く
授業が終わればまた新聞店に行く
アルバイトが終わり、帰宅し食事
勉強はその後だ、
いつも就寝は11時を過ぎていた。
それでも朝はやってくる。
3時起きでバイトに行く
そんな毎日の13歳の春だった。